So-net無料ブログ作成

読んだ本 #5 糖尿なのに脂質(あぶら)が主因 「糖尿病とその合併症予防の脂質栄養ガイドライン」 日本脂質栄養学会 糖尿病・生活習慣病予防委員会/著 [読書]

糖尿なのに脂質(あぶら)が主因.png
 
環境ホルモン作用を示す植物油脂:戦慄の記述が続きます
 
カノーラ菜種油と水添大豆油で環境ホルモン作用が示されました、オリーブ油・コーン油・高オレイン酸ひまわり油・月見草油・パーム油もこの作用を示す可能性があります。
 

 

合計特殊出生率2017年で1.43(人口再生産に必要といわれるのは2.08人 )
生涯男性未婚率2015年で23.6%(50歳時点で一度も結婚したこと無い人の割合)
男性不妊が半数以上(男性に或いは男性にも不妊の原因がある割合)


増え続ける老人を支える、未来の勤労者は減り続けるばかりのようです。
様々な社会的要因があると思うのですが、環境ホルモンの影響から来る男性の性的機能や行動・意欲・精子の質数も無視できない要因と思われます。

日々無意識に口にしている植物油脂に環境ホルモン作用があるとなると、心穏やかに食事をする事が難しくなるのではないでしょうか。

以下P100~103の抜粋要約加筆

脳卒中ラットの精巣で、DNAマイクロアレイという遺伝子の発現から、使われている遺伝子群を調べる研究において、ステロイドホルモンが油脂の影響を受けていることが推測されました。大豆油群に比べカノーラ菜種油群と水添大豆油群の、血清と精巣のテストステロン(男性ホルモンのひとつ)のレベルが有意に下がっていました。

カノーラ菜種油・水添大豆油に加えオリーブ油・コーン油・高オレイン酸ひまわり油・月見草油・パーム油もこの作用を示す可能性があります。他にも綿実油・ヤシ油類もこの作用を示します。


環境ホルモンとしては最強といわれてきたダイオキシンについて、動物でのテストステロン低下作用を示す量(最少毒性量)は160pg/kg体重/日であり、人の摂取量は0.69pg/kg体重/日(平成24年度)です。両者の間には230倍の安全域が存在すると言えます。
これに対し、カノーラ油、水添植物油、パームヤシ油などの摂取量(6~11エネルギー%)と動物でテストステロンのレベルを下げる量(6~22エネルギー%)の間には、ほとんど安全域が存在しません。


つまり、これら植物油脂が現在の食環境で知られている最も強力な環境ホルモンであるといえるのです。


以上本文より


最強の環境ホルモンたるダイオキシンが大きな社会問題となり、全国のごみ焼却場で燃焼温度を上げるための改修が行なわれてきたことは、ご存知かと思います。


人に環境ホルモン作用が表れているか、との設問には本書では以下のように記述しています。


以下本文より抜粋要約


男性は女性に比べ心疾患死亡率が高く、女性ホルモンが心疾患を予防すると解釈されてきました。ところが最近の調査では、この考えに合わない結果が得られています。40~70歳の一般男性を追跡すると、血清テストステロンのレベルが高い群ほど、心臓病と癌の死亡率および総死亡率が低かったのです。


わが国では、1990年ころより男性の精子数の減少が議論されていましたが、世界的にもこの趨勢が確かであることが分かってきました。この分野の専門誌の論説で、「精子数の減少、質の低下が危険なレベルにまで来ている」と警告が発せられています。日本人の精子の性状とEU各国とを比較した報告では、精子密度、精子総数、運動性のある精子の割合、形態が正常な精子の割合などで、日本人が劣っているようです。欧米ではバター食文化が続いているのに対し、バターから植物油脂への切り替えが急速に進んでいることと関連づけられます。


糖尿病者に対しても、テストステロンが重要な意味を持っていることは、その補充がインスリン抵抗性を改善することからもわかります。


以上本文より


本書の主題の大きな部分が、ビタミンK2活性を阻害する植物油脂の微量成分であることをお伝えしてきましたが、ここでも関わってきます。

環境ホルモン作用として、テストステロンレベルが低下するメカニズムを、次のように説明しています。

 

本文P106から抜粋

 

骨芽細胞からはオステオカルシンというホルモンが出ますが、このホルモンはビタミンK2の作用を受けて活性化されます。この骨芽細胞と精巣組織あるいは精巣のライディヒ細胞と共培養して、テストステロンの産生をみます。骨オステオカルシンが精巣ライディッヒ細胞に働いて(転写因子CREBを介してStAR,Cyp11,Cyp17,β-HSDなどの発現を上げ)テストステロン産生を促進することが明らかにされました。

骨芽細胞と卵巣組織を共培養した場合には、女性ホルモンは変化しませんでした。テストステロンの影響を受けて、精母細胞での精子の産生が制御されています。

 

以上本文より

 






Honya Club にジャンプします、七五書店店頭受け取りで注文ができます、注文には登録とログインが必要。


コメント(0) 
共通テーマ:健康

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。